え〜、この機体のぺぺクラデータを掲載しているサイトは、例の「長征2Fロケット」のドイツ語版と英語版のインストを作成してくれた、Mr.Svenから教えてもらいました。 当然ドイツのサイトですが、トップページは英語です。 アップされているペパクラデータは、2005年3月21日現在このWKのほかにグライダーが2種、とあまりにも渋過ぎるラインナップ(笑) その上完成品の画像もない無愛想な(笑)サイトなので、検索エンジンにもあまり引っかからないのか、私は彼に教えてもらって、初めてこのサイトの存在を知りました。 ダウンロードポイントも、「Download」コーナーの一番下の右端にスクロールしないと発見できず、最初はどこからダウンロードするのか、かなり悩みました。(私のPCはワイドモニタでないせいか?) ファイルはPDFです。 で、いざダウンロードしようとすると、…できない…。 右クリックで「対象をファイルに保存」して、開こうとすると、…開けない…。 要するに、私のPCは未だにOSがWin98SEなんぞという旧式機のため、今まで使っていたAcrobat Reader.4では通用しなかった、というお粗末。 止む無く6.1をインストールしました(くそ〜) なお、このWKはCURRELL GRAPHICSさんの公式承認のもと、同サイトのSS1用に作られているようです。 それから、このWKは、エックス・プライズ達成時の機体を再現したモデルですので、作例のSS1を抱いているのは間違いです(笑) このWKにSS1を抱かせる時は、「エックス・プライズ・ウイナー」版のSS1を使いましょう(笑) あ、そう、そう。 このサイト、長らく行方不明になって、リンクが途切れていましたが、この度、ついに移転先を発見!!リンクがよみがえりました! いやあ〜、探した、っつーか偶然発見。 めでたしめでたし。 |
HISTORY 史上初の民間宇宙船SS1こと「スペースシップワン」の発射母機。 設計は、SS1と同じく、スケールド・コンポジッツ社の社長でもあるバート・ルータン氏で、同氏の設計する機体は、わりとゲテモノ系の姿になるので有名(笑)。 はじめてこの機体の写真を見た時の第一印象は、これまた史上初の無着陸・無給油世界一周飛行をなしとげた「ヴォイジャー」に似ている、と思ったのだが、 (下の写真がそれ) The original image of this Voyager is here. http://members.cox.net/geobell2/ それもそのはず、このヴォイジャーもバート・ルータン氏の設計であった。(やっぱり設計者の「作風」って出るのね) それはさておき、このホワイトナイト(以下WKと記載)、見てのとおりSS1とコクピット周りなどがウリふたつ。 外見だけでなく、内部の操縦装置などの配置までもがそっくりで、そのため訓練用シミュレーターも2種類作る必要がなくなって、経費削減におおいに役立ったのだそうだ。(但し、WKとSS1は、飛行特性などはどう見ても全く別物だと思うので、同じハードにソフトを入れ替えて使える、ということなのでしょう、多分) さて、この史上初の「民間宇宙飛行」。飛行中の母機から空中発進して宇宙圏への弾道飛行を行う、というものだったのだが、この方法自体は1963年8月22日、B52爆撃機を母機として空中発進したX-15ロケット機が高度107.9kmを達成した際の方法と基本的には同様と言える。 そういう意味では、今回のSS1の飛行方法自体は目新しいものではないかもしれない。 とはいえ両者の間にある40年以上の歳月の差に伴う技術的進歩があるにしても、あちらは国家予算をふんだんに突っ込んで、死人までも出した大事業。それも91回目の飛行での話。 SS1のコーナーでも書いたが、このプロジェクトに要した経費は2,000万ドル(約22億円)だったというが、はっきり言ってこの手の事業にかかった費用としては格安である。 (なんせ、航空自衛隊のF-15戦闘機が1機100億円以上と言われているわけだし) おまけに全部が完全に民間事業! やはり、SS1はたいしたもんなのである。 ただし、X−15は「宇宙船」ではなく「飛行機」に分類されているので、SS1も「宇宙船」と言ってしまって良いのか、ちょっと悩んでいる今日この頃ではある。 IMPRESSION いやあ、こいつには苦労しました。 左に書いたとおり、ファイルを開くだけでひと苦労。(笑) パーツ自体の精度は良好です。良好過ぎて紙の厚みが忘れられているのでは?というところもあるくらい(笑) 精密度やリサーチの正確さも、さすがにCURRELL GRAPHICSさんの作品にはかないませんが、まあ、十分な水準だと思います。 たまにパーツ番号が間違っている部分もありますが(笑) ただし用紙のパーツ配置が、私の使っている紙では「紙の目」が直交するため、このままではパーツを綺麗に丸めるのは無理、と判断。 幸いアクロバット6は、画像を横倒しにできるので、同一ページを右90度と左90度にした2回に分けて印刷、なんとか解決しました。 おかげで用紙の消費は2倍に!(くそ〜) パーツ構成は、この複雑な曲線だらけの機体を再現するために輪切りパーツを大量につなげて作るのですが、これが歪まぬように組み立てるのは結構骨が折れました。 (完全な円形断面ではないので、油断すると「輪切り」が歪むのであります) バルクヘッドのパーツもありますが、ドーナツ状にくり貫いておかないと、「輪切り」パーツ同士を圧着する事が出来なくなりますのでご注意を。 (私はしばしば「指が届かねぇ!ピンセットも届かねぇ!」という目に遭いました) しかも、御覧のとおり、実機が複雑且つデリケートな形状なので、胴体や翼などの各構成部分を、全体が歪まぬように組み付けるのも、結構難しくて苦労しました。 インストもかなりアバウトで、その上注意書きもドイツ語!(表紙だけは英語) なんか大事そうな事が書いてあるけど、わ…わからん(笑えん) またノリしろパーツについての説明が皆無なので、このノリしろは、どこにどう使うのか、自分で判断する必要があります。 ノリしろパーツには、山型の切れこみを入れる線がありませんが、絶対必要になるので、適宜自分で切れこみをいれましょう。 不親切だぞー!って、私も長征ロケットの時は、完成写真にパーツ番号をふっただけのインストだったから、あまり強い事言えんけど(笑)「人の振り見て我が振り直せ」、今度から作ってくれる人の身になって気をつけます(反省) ともあれ、スペースシャトル以来の苦労でございました。 なお、作例は飛行状態にしてありますが、オリジナルは、ちゃんとランディングギアのパーツがついています。 脚まで作ると、またとてつもなく苦労しそうだったので、飛行状態にする事にしてパスしちゃいました(笑) それから、オリジナルはスタンドのパーツがありませんので、飛行状態にする方は、自作が必要になります。 |