私達の世代が子供だった頃、自宅に風呂がある、という家庭はそう多くはありませんでした。
 風呂は銭湯で、というのが珍しくなかったあの頃、銭湯に行く子供たちの風呂桶の中には大抵「潜水艦のプラモデル」が。

 当時よく見かけた「自動浮沈潜水艦」。今風に言うと「ダイナミカル・ダイブ」と呼ばれる潜水方式の潜水艦模型ですが、もちろんあの頃はRCどころか単なる「モータライズ」ですら高級品。当然主力は「ゴム動力」!
 水中モータが発売された時は「原潜が登場」したくらいのインパクトがあったものです。(遠い目)

 さて、あれほど隆盛を誇った潜水艦のプラモデル。
現在では、他ジャンルの「動かして遊べるプラモデル」同様、すっかり絶滅危惧種状態に。

 とくに潜水艦模型は、池などの水場が「危険」なため、子供たちの遊び場ではなくなり、家風呂の普及とともに銭湯が衰退し、「遊べる場所」の方が先に滅びた感もありますね…。(最近の「健康センター型銭湯」は、潜水艦の模型で遊べる雰囲気じゃないしね)

 最近はエレクトロニクスの進歩とともに、非常に小型のラジコン潜水艦も販売されていますし、愛好家の皆さんのサイトには、そりゃあすごい高級RC潜水艦も登場しておりますが…。

 私はそんな高級品にゃ手が出ない…。仮にあっても遊べる場所が近所に無い…。
 そういう意味では、食玩「世界の艦船」シリーズは好き。ただし、潜航できないのが不満…。

 というこで、私のようなビンボー人でも、狭い我が家の風呂場で遊べる「潜る潜水艦」を作ってみたいな…と思いまして。
 


PET-BOTTLE SUBMARINE
簡単工作。ペットボトルで作ろう、自動浮沈潜水艦。(笑)
以前、どこかの(すいません、忘れてしまいました)科学工作サイトで見かけたのを思い出しながら、(そこでは単なる「ペットボトル」だったフォルムを、多少なりとも潜水艦っぽくなるように)作ってみた、言わば習作。
工作に覚えのある方なら1時間程度で完成します。

U-BOAT
風呂場で遊ぶ「バス・トイ」とはいえ、やっぱりスケールモデルの潜水艦で遊びたい!
ということで作ってみました。
基本原理は上のペットボトル潜水艦と同じ。
これを市販のプラキット1/200「Uボート」に組み込むことに挑戦。


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